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2018年1月1日のぱたぱた

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    新年あけましておめでとうございます。今年は冷え込みの厳しいお正月にな

    りそうです。

    123日(日)に行った2017年度の公開講座の報告から。『今、フェミ

    な女がカッコイイ』と題して、北原みのりさんをお迎えした。自分発信の率

    直な表現で、社会の歪みをいつもぶれない視点で切り取って見せてくださる

    北原さんから、改めて「フェミニズム」についてしっかりと言語化していた

    だいた気がする。女性の権利を獲得するために戦い、活動を続け、実践を積

    み重ねてきた日本の女性たちの歴史や思いを私たちはしっかりと引き継がな

    くてはいけないと襟を正す思いだった。北原さんの感性で読み解かれる「フ

    ェミニズム」論をもっと聴きたいと強く思った。  

    北原さんのお話をお聴きする前に、私は『奥さまは愛国』(北原みのり・朴

    順梨 河出書房新社)を読んだ。もう4年前の本だが、とても衝撃的な内容

    だった。

     ヘイトスピーチについては、セクシュアルマイノリティの支援活動をする

    中で学んだ。初めて動画を見た時に、何の根拠もなくただただ大声で口汚く

    人を貶める言葉を次々と放つ人たちという印象を持った。そういうヘイト集

    団の中に普通の主婦がいて、その人たちは「韓国人を叩き出せ!」と叫んだ

    後に家に帰って、子どもの食事とか作ってるのか、その二面性ってすごくな

    いですか?というところから始まり、何人かの女性たちに直接会い取材を重

    ねてまとめられた本である。

    『愛国運動に身を投じる女性たちは、華やかなワンピースや着物に身を包

    み、時にベビーカーを押してデモや街宣に訪れる上品で素敵な「奥さま」た

    ち。そんな女性たちが街頭で「従軍慰安婦はウソ」と主張し、(中略)50

    くらいの上品な女性が「お国のために闘ってくださる兵隊さんのために、そ

    ういう女性は必要だったと思います」と語り、20代半ばの子連れの女性は「日

    本人が日本軍を信じてあげないでどうするんですか? 日本人はそんなひど

    いことをしていない!」「お金が欲しくて、元自称従軍慰安婦になったおばさ

    んたち、そんなおばさんたちはお金がほしいから騒いでるだけ!」とスピー

    チする。』

    なんで?どうして? 頭の中には?マークがいくつも浮かぶ。またこの女

    性たちはサンフランシスコ市に従軍慰安婦像を設置しないように何度も手紙

    を送っている。この像をめぐっては、昨年秋に大阪市長がサンフランシスコ

    市との姉妹都市を解消すると言いだした。

    2017年、「今年の言葉」として「フェミニズム」が選ばれた。ハリウッド

    の大物らが、女優たちに対して過去に行ったセクハラ疑惑で次々に告発され、

    この動きは政界や一般社会にも広がった。Twitter上などではハッシュタグ

    #MeToo」を付けて、女性たちが「自分も同じ目にあった」と告白する投稿

    で連帯と支援の意を表明した(被害男性のTwitterもある)。日本でも「#

    MeToo」の動きが広がっている。

    同じ女性であっても自分が『日本人』であることを最優先する愛国運動と、

    女性だからこそ連帯と支援でつながろうとする「#MeToo」の動き、前者に

    は国境を越えたつながりは望めないだろう。国境を越えてつながりつつも、

    北原さんが指摘されたように、日本ならではの「フェミニズム」運動にもう

    一度目を向けてみたい。     

     

    *「ぱたぱた日記」は理事が持ち回りで執筆しています。